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生徒(3学年)に考えてもらった「にくきもの」をもとに、古文作文してみました(ちょっと恥ずかし い)。これを御覧の高校生のみなさん、現代語訳に挑戦してみませんか?試訳をお送りくださった方には、 もれなく正解(?)を返送いたします。 にくきもの 物語など読まんとするに、その先言ふもの。【吉川】酔(ゑ)ひてしきりに人にいひかくる。【阿部】 自らはなしたるに、人にせらるるをいきどほるは、あながちにていとこころづきなし。【田久保】まいて、喫煙見とが められ、逆切れするなどは、いふかひなし。 携帯かけたるに、しばし出でぬ。【野田】また、公衆電話で長言するも、こころもとなくていとにくし。【東城】 ねぶたしと思ひてふしたるに、しきりにインターホンならすもの。【井原】宅急便ならば、後にとてもやりつべけれど、 家庭訪問の教師などの、心はづかしき人いとにくくむつかし。 里ごもりがちなる時、母などの、人の先いひ、袖を濡らすも、いとこちたし。 にはかにわづらふふりして、養護教諭もとむるに、例あるところになくて、外に尋ねありく。【藤原】 おほやけの車にて、人のうへいひ、うちわらひたるギャル。かしがましくて、親のかほ見まほし。さらでもなやましき に、香(こう)の香(か)のいみじきは、いとはきたし。【金子】されど、きよげなるのうちまじりたるは、なかなかさしも あらぬなどもありかし。【先生】
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